白鳥ロード


餌場を求めて飛翔しているのでしょうか

少し警戒されてしまいました


清水寺から足立美術館に向かう途中に白鳥ロードという道があります。安来野義平野には毎年シベリヤから白鳥 (正確にはコハクチョウ) が飛来してきます。夜は中海をはさんだ米子側の水鳥公園近辺で休み、昼間はえさを食べに能義平野の田んぼに飛来するようです。えさとなるのは稲の二番穂で、稲刈りの終った後生えてくる茎にはわずかながら穂がついており、それをこさげて食べているのだと近くの農家の人が言っておられました。根も食べるそうです。

水鳥公園近辺には水田はたくさんあるのになぜ安来野義平野の田んぼにだけ、えさを食べにくるのだろうかと思いますが、それは多分白鳥はなるべく静かな人または車から離れた広い場所でえさを食べたいのでしょう。その条件に白鳥ロード近辺の能義平野の水田が適しているのであって、環境が変われば白鳥は来なくなるかも知れません。白鳥はある程度の集団を作り、群れとなって行動していますが、非常に臆病な為、近づくと騒ぎだし飛び立ってしまうので、観察する時は、遠くから眺めるようにしましょう。白鳥を近くから観察したい方は米子水鳥公園へ行かれると良いと思います。

米子水鳥公園は中海の干拓事業によって水鳥のねぐらとなる浅瀬が減少する中、米子市の彦名干拓地にできた池を野鳥の生息地として整備し平成 7 年に完成したものです。水鳥公園へは車で 50 分位かかりますが、車は遠回りするので多分白鳥は 15 分もあれば飛んでいけるでしょう。

米子水鳥公園には約 1000 羽の白鳥が越冬の為に飛来して来ており、朝 7 時頃から餌場となる安来に向けて飛び立って夕方 5 時頃から帰ってくるそうです。まるで人間の仕事時間と同じようなものだということです。昼間でも数 10 羽からの白鳥は水鳥公園に残っているようですし、白鳥以外の野鳥もいます。望遠鏡も設置してあり、映画の上映、詳しい資料等もあります。

白鳥の滞在時期については 10 月下旬頃から渡って来て、3 月上旬頃にはシベリヤに向けて旅立つそうです。